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このページのもくじ
1.アドヴィックスの事業概要
株式会社アドヴィックス。確かに聞き慣れない会社名かもしれませんね。でもこの会社,ちょっとすごいんです。株式会社アドヴィックス(以下アドヴィックス)は、愛知県刈谷市に本社を置く,自動車部品サプライヤーです。
自動車部品サプライヤーとは,特定の部品や製品を製造し,自動車メーカーに供給する製造業者のことを言います。アドヴィックスは主に自動車用ブレーキシステムと,その構成部品の製造販売を行っており、ブレーキシステムの分野では国内最大手であり,2013年時点で国内シェア50%以上、世界シェア10%以上となっています。
また,アドヴィックスはトヨタグループの自動車部品メーカーである,アイシングループ主要6社の一つであり, 単独での売上高は2017年3月期で3,280億円,従業員数は同じく2017年3月31日現在,単独で3,300名という,日本を代表する自動車部品製造メーカーなんですね。国内では本社がある愛知県の刈谷市と半田市に,それぞれ刈谷工場と半田工場を持ち,さらに国内の各営業所を始め,世界各地に事業展開を行っています。





2.期間工の待遇や給与体系など分析
では,アドヴィックスの期間工の募集要項を詳しく調べてみましょう。現在,期間工の募集があるのは国内の2工場のうちの一つ,刈谷工場(愛知県刈谷市朝日町2-1)になります。勤務時間は交代制となっていて,・朝8時00分~夕方16時50分・夜9時00分~翌朝5時50分の2交代制。休憩時半は昼休みの45分の他,15分の小休憩が2回取られます。
週休二日制ですが,会社カレンダーに準ずるため,土日休みとは限りません。その他,GW・夏季・年末年始に連休となっています。時給は1400円。残業・深夜時給は1820円,休日出勤は時給2030円となっています。仮に月21日出勤,残業が25時間,深夜勤務が60時間と仮定すると,月収は約30万902円となります。
大卒の初任給の平均が約20万円と言われていますから,基本給だけでもしっかりと収入が確保されることになります。その他,アドヴィックスの期間工には生産協力費として毎月1万円,赴任手当として3万円,交替手当として月1万2千円(3組2交替勤務の方のみ)の手当が支払われます。
その他の待遇面としては,
・正社員登用あり
・社会保険完備
・残業・深夜・休出手当
・車・バイク・自転車通勤可
・有給休暇制度あり
・作業着貸与
・食堂利用可能(~500円)
・お弁当持ち込み可
といったところでしょうか。
深夜・残業・休日出勤割増分を含む時給ベースと,月収見込みの額自体は納得できるものですが,期間工として働く最大のメリットと言える,満期慰労金の設定がないのが大きなマイナスポイントです。
例えば,トヨタ自動車だと,35ヶ月の満了時点での累計の満期慰労金・報奨金の額は最大で約300万円,ホンダの場合は3年間継続勤務で最大184万円,日産自動車の場合も累計最大186万円というかなりの額の満了金が支給されます。この満期慰労金や報奨金は支給条件が細かく設定されていて,満額を受け取れる人は少ないもののの,やはりこれだけの額が毎月の給与とは別に見込めるというのは大きいですよね。
では,この満期慰労金の設定がないアドヴィックスで,期間工として働くメリットにはどんな点があるのでしょうか?
3.満了金がないアドヴィックスで期間工として働くメリットとは?
上で述べた通り,契約更新毎に受け取れる満了金(呼び名は各社によって異なる)の設定がないアドヴィックス。これは期間工として働く旨味が少ない,と感じられるのも無理はありません。では,アドヴィックスで期間工として働くのは何のメリットもないのでしょうか?決してそんなことはありません。
まず第一に,身体面の負担が小さい,ということが挙げられます。最初に述べたように,アドヴィックスは自動車の部品を製造するメーカーで,自動車そのものを組立てているわけではありません。大手自動車メーカーの工場の場合,重くて大きな部品の取り付けや加工を行う関係上,仕事自体がキツかったり,体に負担がかかって体調不良を訴える人も少なくありません。よく言われるのが,腰を痛めたり,「バネ指」という工場労働者独特の職業病を患ってしまうということです。
その点,アドヴィックスが主に製造しているのは自動車のブレーキシステム。働いている間の体にかかる負担は自動車メーカーと比べても格段に少なく,比較的楽に作業を行うことが出来ます。収入面の良さから期間工として働きたいけれど,体力的な自信はない,という人にとってはまさにピッタリの職場といえるかもしれません。
また,身体面の楽さと関係があると思うのですが,アドヴィックスで働く期間工員は,長期にわたって勤める人も多いようです。トヨタなどの自動車メーカーの期間工員の場合,半年ごとの満期慰労金目当てに短期で辞めてしまう人も多いのですが,アドヴィックスの場合は短期で辞めてしまう人は少ないようです。短期で辞めても稼げない,という側面は確かにあるとは思うのですが,逆に言うと長期で働けばしっかりと稼げる,ということでもあります。
先ほども述べたとおり,満期慰労金や報奨金には,一月の間に1日でも休むと支給されない,もしくは出勤日に応じた支給など,細かい規定があり,そもそも満額を得られる人は限られています。その点,アドヴィックスでは満了金こそないものの,時給単価が高いこと,残業手当や深夜勤務手当も法定以上の給与が支払われるということから,長い目で見ればしっかりと稼ぐことが出来るんですね。
さらに,アドヴィックスでは期間工から正社員登用を積極的に行っている,というのも大きなメリットと言えるでしょう。正確な数字は公表されていませんが,アドヴィックスの正社員登用試験の合格率は4~5割と言われています。これは期間工から正社員を登用している企業の中でもトップクラスの成績です。長期的にしっかりと働きたい人,さらに将来的には正社員として安定的に働きたい,と考えている人にとっては,メリットの大きな会社と言えるのではないでしょうか。









4.アドヴィックスの期間工の仕事内容を分析
アドヴィックスで期間工として働いた場合,その仕事内容はどのようなものになるでしょうか?
アドヴィックスの工場での作業内容は大きく分けて以下の4つに分類されます。
・鋳造
・加工
・組付け
・物流
このうち,まず「鋳造」では,特定の型に高温で溶かしたアルミニウムを流し込みます。冷却した後,型から取り出した鋳物のバリ取りなどを行い,大もととなる部品の素材を用意します。
「加工」ラインでは,専用の機械やロボットを用いて,鋳造ラインから上がってきた素材をさらに整えていきます。ロボットだけではなく,専用の道具を用いて手作業で行う加工処理も含まれます。
出来上がった素材・部品は続いて「組付」ラインで組み合わせていきます。ここでも専用の道具を用いてネジ止めなどの処理を行い,部品を一つ一つ組み上げていきます。
こうやって出来上がった部品の運搬などは「物流」が請け負います。その他各ラインへの素材の供給など,運搬業務全般を扱います。このように,アドヴィックスも他の自動車メーカーや工場のように,ライン毎に分かれて作業を行います。
しかし最大の違いはやはり扱う部材や素材の大きさでしょう。アドヴィックスで扱うのはブレーキパッドやブレーキペダルなど,手のひらサイズの部品も含まれます。体を酷使する作業現場ではないため,安心して働ける職場となっているんですね。
5.アドヴィックスの期間工になるために~応募から面接,正社員への道
アドヴィックスで期間工として働くには,「直接申し込む」,「紹介会社を通して申し込む」の2パターンがあります。どちらを選んでも,給与などの条件は変わりませんので,自分にあった方法を選択してください。
まず,直接申し込むには,アドヴィックスの期間従業員採用係(TEL:0120-24-5687)へ連絡します。担当者が詳しく条件面や応募条件,面接日などを教えてくれますので,それに沿って面接にのぞみましょう。
いきなり電話はちょっとハードルが高い,という人には紹介業者を利用する方法をオススメします。例えば,アウトソーシンググループのORJでは,アドヴィックスの期間工の紹介・採用を行っています。(https://kikankou.jp/advics)
まず,上記応募サイトにある応募フォームに必要事項を記入し,応募します。その後担当者から電話もしくはメールにて連絡が入り,条件面の確認と,面接の日時,会場などの説明がなされます。後は直接申込んだ場合と同じように,面接を行い,採用可否が決定されます。
どちらにせよ大きな違いはありませんが,今ならORJを利用して採用されると,3万円の入社祝い金が支給されるそうです。少しでも稼ぎたい,という人であれば積極的に活用すると良いかもしれませんね。
無事に面接に合格したら,いよいよ就業です。頑張って働いて,しっかり稼いでいただきたいところですが,アドヴィックスでは期間工として働くだけが能ではありません。そう,正社員を目指すことが出来るんですね。
では,アドヴィックスで期間工から正社員を目指すにはどうすれば良いのでしょうか?正社員登用試験を受けるためには,上司や工場長からの推薦が必要となります。その推薦を受けるためには,毎日の勤怠や仕事に取り組む姿勢が大事になってきます。遅刻や無断欠勤をしないことはもちろんですが,集中して積極的に仕事に取り込んでいるか,他の人とのコミュニケーションなども十分にとれているか,といった点がチェックされます。
とくにコミュニケーション能力は大事なところ。実はラインで働くだけの期間工員であれば,コミュニケーション能力はそれほど必要ではないのですが,正社員となると話は別です。社内でしっかりとした人間関係を築くためにもコミュニケーション能力は必須となります。それで期間工員時代から,その辺りもしっかりと見られることになります。毎日の挨拶などしっかりと気をつけましょう。
無事に推薦をいただければ,いよいよ正社員登用試験にのぞみます。アドヴィックスの正社員登用試験は1次試験が筆記,2次試験が口頭による試験になっています。ではそれぞれの注意点などを見ておきましょう。
まず筆記試験ですが,難解な問題が出るわけではありません。主に常識問題と学力テストが中心となっていますので,心配しすぎる必要はありません。とは言っても学校を卒業して大分経つ,という人も少なくないでしょう。そんな人のために過去問も準備されていますので,事前にしっかり勉強しておきましょう。
2次試験の口頭試問では,受験者の人となり,仕事にどのように意欲的に取り組んでいるか,といった点が主に見られます。質問にハッキリと受け答えする必要があるのはもちろんですが,毎日の業務の中でどんな点に気をつけて働いているか,個人として,また会社としてどんな点がさらに改善できるか,といったことが聞かれるでしょう。その場でいきなり答えるのはやはりちょっと難しいので,先輩社員などに事前にリサーチして,対策を練ることが求められます。
ただ,先ほども述べたとおり,アドヴィックスの正社員登用試験の合格率は4~5割と非常に高い水準となっています。十分に準備して試験にのぞめば問題はありません。頑張って正社員を目指しましょう!
6.アドヴィックスで期間工として働いている人の評判は?
ここまでアドヴィックスで期間工として働く条件や,仕事内容などについて見てきましたが,では実際にアドヴィックスで働いている人の評判はどのようなものでしょうか?
まず30代男性の口コミ評価です。
「私はフォークリフトの免許を持っていたため,工場では物流の作業を担当しました。パレットに必要な部材を乗せて,各部署に届けるのが主な仕事内容でした。想像以上に忙しかったため,決して楽な仕事では無かったものの,その分しっかりと稼ぐことが出来ました。工場の食堂は清潔で料理も普通に美味しかったので,特に不満はありませんでした。これで満了金が出れば満点なのですが(苦笑)」。
やはり,満了金がないのがデメリットとして挙げていますね。しかし残業などが多かったのでしょうか,それでもちゃんと稼ぐことが出来たようです。全体的に働きやすい職場というイメージが持てますね。
続いて30代女性の意見。
「自動車メーカーの工場と違い,部品の製造なら女性でも働けるかと思い,アドヴィックスで期間工として働くことにしました。加工部署に配属となりましたが,ロボットを使っての加工作業のため,ちゃんと操作できるか不安でしたが,慣れると思ったほど難しくはありませんでした。私と同じような理由からか,思ったよりも女性の工員が多かったのも良かったです。働きやすい職場だったと思います」。
女性でも働きやすい,というアドヴィックスの特徴をよく言い表している口コミですね。ロボットを使っての作業は肉体的な負担も軽く,女性でも無理なく働くことが出来ます。工場での仕事と言っても,体力自慢が集まる男の職場,というわけでもないんですね。
最後に40代男性の口コミを見てみましょう。
「自営業の仕事を行っていましたが,不況のために事業を精算し,期間工の仕事に就くことになりました。38歳という年齢なので心配でしたが,無事に採用してもらえました。担当になったのは鋳造の部署で,型から取り出したパーツのバリ取りをやっていました。慣れるまでは大変でしたが,じきに慣れるようになりました。結局24ヶ月勤めることになりましたが,社員の皆さんもとてもフランクで楽しく仕事ができました。特に辛いことや嫌なこともありませんでした」。
工場の仕事というと,体力のある若い人の仕事というイメージがありますが,アドヴィックスでは40歳手前の人でも問題無さそうですね。この方も話しているとおり,やはりアドヴィックスは働きやすい職場のようですね。




7.まとめ
いかがでしたか?自動車部品サプライヤーである,株式会社アドヴィックスがどんな会社か,そしてそこで働く期間工の条件がどのようなものかご理解いただけたでしょうか。アドヴィックスは確かに期間工の世界ではあまり知られた会社ではないかもしれません。
でも,実際にこうやって募集要項を調べてみると,大手自動車メーカー以外でもしっかり働ける企業があることが分かって頂けたのではないでしょうか。もしあなたにとってアドヴィックスが条件に合う会社であれば,ぜひ期間工として働くことを真剣に考えてみてくださいね!