期間工に握力は必要?握力のテストがあるのはどんな職種?

★期間工に握力は必要?握力のテストがあるのはどんな職種?
期間工(正式には「期間従業員」といいます)としてメーカーに入社すると、ほとんど十中八九自動車工場の最終組立てラインに配属されます。組み立てラインには、ボルトやネジを機械で一定程度の強度に締め付けるため、インパクト・レンチが使われています。インパクト・レンチは、予めネジの締め付け強度を均一にさせる様、セットできます。

 

このインパクト・レンチ、ピストルのトリガーに当たるハンドルがあり、このトリガーを弾くにはインパクト・レンチ自体がそれなりの重量があるので、ある程度の腕力、というか握力が必要です。普通は常人で12~13kgですが、組み立てラインに配属されるためには、握力テストが実施されます。このテストでは恐らく握力テストには20kgそこそこは要求されるでしょう。

1.期間工で握力を使う現場の一例

期間工で握力を使う現場の一例
組み立てラインのインパクト・レンチのトリガーが、決して固いからではないのです。実際には13~14kgあたりで充分なのですが、1~1.5kgはするインパクト・レンチをある程度の時間利き手に持って、それなりの長時間使用するとなると、やはり握力は必要です。

ホワイトボディの溶接が済み、全身塗装されてきた新品のボディに、基幹部品やシート、ハンドルなど様々な部品を取り付けなくてはなりません。それらの取付は全て、ネジやボルトで行なわれます。しかも作業を過度に単純化させないため、一か所の締め付けではなく、短時間に2~5か所程度は取り付け作業が必要です。

それを無事にやり遂げるにはやはりある程度に握力が必要となります。概ね20~22kg程度は要求されます。何も腕相撲大会をする訳ではないので、40kgも50kgも必要はありません。仕事上で必要なのは、20~22kg程度で、25kgほどもあればもう十分です。

逆に20kg未満だと一日7.5時間から8時間、ラインで作業するには辛いもので、指先・手先がつったり、筋肉痛の元となります。まぁ、インパクト・レンチを4-5日使えば、それなりの握力は付くもので心配いりません。ただ、採用時の健康診断で、極度に握力が低いと選考に漏れる可能性がないも「無きにしも非ず」です。

ですから期間工に申し込んだ時点で、ディスカン・トショップや街のスポーツ店で、握力アップのグリップを買って握力トレーニングをしておくことをお薦めします。

それでも晴れて入社した暁には、車体組立てのベルト・コンベアの始動前に必ずラジオ体操がありますので、これは必ずやっておくことが大事です。加えて仕事中の把持力を維持するために、手先・指先の柔軟運動や、指関節のトレーニングは、真面目にやっておきましょう。作業中に必ずその効果(報い)は返ってきます。




2.握力を駆使するなら、筋トレ好きには良い職場

握力を駆使するなら、筋トレ好きには良い職場
一方で特に男性にとっては、握力を駆使し、全身の体脂肪を減らすには「持って来い」の職場が組立てベルト・コンベアです。ラインは左右横から、上から吊られ、そしてときに下から浮上して流れてきます。そこにシートや各種配線類、裏張り、コックピットやハンドル、変速機レバー等々と部品や車体パーツを取り付けていきます。

しかも、絶対にボディに傷をつけてはいけません。また、販売店でショールームに展示したり納車した時点で、意味不明のネジやボルトがおちていたら、仮にお客様がみつけたらなんと思うでしょうか。ですから、ゴミはおろかネジなどもの一つ車内に落としてはいけません。

心無いネジ一本がシートの下に落ちているのを、試乗中の奥さんに見つけられただけで、商談が吹っ飛ぶのが自動車セールスの厳しい世界です。私もカーセールスをやった経験がありますが、商談で話がうまく進んだところで、展示場で再度車を発見したお客様から、商談中止の話が出たときには全く驚天動地の世界でした。

まぁ、販売店側で最後のチェックをする必要もあったのですが、工場出荷時も最終検査で最終確認をする必要があったのでしょう。しかしそれ以前に、組立てベルト・コンベアで、ネジなどを落としたり、工具を置き忘れることは最大限に防ぎたいものです。

話しを元に戻して、全身トレーニングを伴う組立てベルト・コンベアの仕事は、ややメタボの男性には適職の職場です。
真面目に仕事をすれば、1日実働6時間少々の筋トレは、体脂肪を減らし、余計な体脂肪が再び身体に蓄積するのを防ぎ、全身の新陳代謝を促進するボディに変身させてくれます。 

無料の寮に帰って、ジャグジー・バスにゆったり浸かり、メニューの豊富な寮の食堂で好きな晩御飯を肴に缶ビールの一本でもつけてやり過ごすのも、なかなか乙なものです。
実際、ホンダやトヨタ、スバルやマツダ、日産など完成車メーカーでは、毎日が筋トレをすることが出来、寮でのこのようなひと時が巡る毎日だと言っても過言ではありません。

3.マッスル・ダイエットや持久力が体に身に着くライン工

マッスル・ダイエットや持久力が体に身に着くライン工
世界有数の自動車完成車メーカーだけでなく、世界大手の自動車部品メーカーに至るまで期間工を積極的に募集しています。現代のオート・メーション化された自動車組立てラインでは、ロボット化、コンピュータ化が飛躍的に進化しており、職場環境も綺麗な状態です。冷暖房も配備され、空気も浄化されたラインも珍しくありません。

ここで、筋肉トレーニングを概ね毎日続けていけば、アナタは間違いなく逆三角形で、腹筋割れをしたボディを手にすることは間違いありません。 「結果にコミットする」あのスポーツジムも、月額20万円弱はかかります。逆に期間であれば、月収30万円から35万円の収入を得ることが出来る上、無料の寮では、好みのメニューで一杯やることが出来ます。

トヨタ(愛知)、マツダ(広島・山口)、日産・トヨタ・本多(九州)、富士重工(群馬)等々のように、福利厚生も行き届き人気の企業ほど工場は確かに地方にあります。

まとめ
 

人生でラクして収入を得ることは滅多にあるものではありません。そんなことは期待しない方が良いです。そんなお誘いがあれば先ず何かあると疑わなければなりません。自動車の完成車メーカーの組立てベルト・コンベアでの部品や車体パーツの取付け作業も単調だし、多かれ少なかれ苦労はつきものです。

しかし良く考えてもみてください。現代の工場は労働環境が整備されています。組み立て工場はどんどん進化をしてきており、エルゴノミクス(人間工学)によって、作業者の姿勢や行動パターンを研究し、作業者の骨格や筋肉に過度な負担がかかることをミニマムにしています。

それだけにやや単調な作業になることは否定できず、慣れてくると退屈極まる作業に感じられます。とはいえ昔のような騒音が減った職場環境に改善され、周囲の同僚とも会話することも出来るようになっています。中にはラジオや音響装置を持ち込んで、BGM替わりに聴きながら仕事をする豪傑もいます。

冷暖房はもちろん設置され、空気も浄化されクリーンな大気が維持されています。逆にこんなクリーンな職場環境下で、ボディ・マッスル・ダイエットの筋肉トレーニングが出来るうえに、福利厚生が利いてそれなりの収入が得られる組立工の仕事は、一度や二度は経験してみる価値があります。

思い立ったが吉日。勿論好みの企業のサイトから入って直接確認するのも由。「はたらくヨロコビ.com」のサイトの「プロに相談」コーナーや専門のエージェントに会社の人事には直接聞けない本音の質問をしてみるのも一考です。さぁ、先ず行動を起こしましょう。