期間工と言えば短期間でまとまったお金を稼ぐことができることで有名です。月給もそれなりの額になり、契約期間を満了すれば満了金や在籍手当が支払われるために年収としても期待できます。
しかし月給が高くなるということはもちろん理由があります。まず大きな理由として「残業手当」と「深夜勤務手当」が考えられます。こういったものが何もなければ日給1万円で月に22日働いたとしても22万円にしかなりません。手当が発生するからこその高収入とも言えます。
ただ、中には夜中には働きたくない、日勤だけを希望したいという人も居るでしょう。そこでここでは日勤のみのメリットとデメリット、どういった求人があるのかなどを具体的に紹介していきたいと思います。





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1.日勤のみのメリットとデメリット
まずメリットとして考えられるのは何と言っても体力面です。2交代や3交代の勤務で働く時間帯が週単位や月単位で変わるとどうしても体のリズムはおかしくなります。また、深夜勤務そのものが体力的に厳しいということもあり、日勤のみの勤務と比べると差は歴然としています。そのために「体力的にそれほど自信はないけど期間工として働きたい」という人にとっては良い条件かもしれません。
また、規則正しい生活を続けることができるために長く続けることができるということもメリットです。よほど体力に自信がない限りは2交代や3交代の勤務を長期間続けているとやはり厳しくなってきます。毎日昼間に働くことで安定して働くことができます。
気になる給与面ですが、もちろん残業手当や満了金、在籍手当などは普通にもらうことができます。そう考えるとそこまで不利な条件というわけではないのかもしれません。
次にデメリットを考えていきます。
もっとも大きいのは交代手当や夜勤手当が発生しないためにほとんどの企業で給料面で2交代や3交代勤務と比べると低くなってしまいます。単純に「とにかく稼ぎたい」という人にはそれだけで向いていないと言えるかもしれません。
また、普通の会社員でも同じことが言えますが平日の朝から夕方まで勤務することになりますので、市役所や銀行などに手続きに行きたい時などは休暇を取らなければいけません。2交代や3交代の勤務であれば朝から夕方が休みの時も頻繁にありますので規則正しいことが逆に不自由につながることもあるのです。
さらに「どの時間帯でも働きます」という人と比べると採用されにくいという現実もあります。後で紹介しますが、日勤だけの募集というものもあります。しかし期間工の主力となる自動車の組み立て工場などでは2交代や3交代の勤務の募集が圧倒的に多く、どの時間帯でも働けるという人と同時に採用面接に行ったりすれば明らかに不利と言えます。やはり企業や工場側からすれば、どの時間帯でも働ける、残業もしてくれる人の方がありがたいと感じるのは当然と言えるでしょう。そういった意味ではそもそも採用されにくいという大きなデメリットがあるのです。
さらに寮などの設備の問題もあります。2交代や3交代の勤務の自動車工場などでは寮が完備されていることが多く、派遣会社や企業によっては家電なども付けられているので、何も持たずに寮に入って生活しながら期間工として勤務できるということがあります。しかし日勤のみの工場は近隣の主婦などが勤務することも多くあるために、寮がない、あってもそれほど設備が良いとは言えないということがあります。寮に入っての勤務を考えている人は特に注意して応募することが重要です。




2.実際の日勤とは
日勤は8時~17時、8時半~17時半という時間帯がもっとも多くなっています。しかし常に忙しく稼働している工場や繁忙期は残業を頼まれることがあります。たいていは1時間ほどですが、2時間~3時間の残業がある場合もあります。もちろん残業ですので何か用事がある場合は断ることも可能ですが、毎回残業を断っていると社員や同僚からはよく思われないでしょう。工場での勤務は色々な事情で残業が発生することが多く、ラインなどでは残業できない人が多いと大きな痛手になってしまうからです。
こういったことは日勤や夜勤は関係なく起こりえます。その原因としては「製品の売り上げが好調だから増産体制に入る」「新商品の販売などが絡む」「ラインが故障したりして操業できなかった分を取り返すためにフル稼働させる」といったものが考えられます。特に操業できなかった分を取り戻すということはそれなりの頻度で起こりえます。その期間は目いっぱい残業があり、土曜日の出勤も依頼されます。そういった時期の月給は低い時よりも10万~20万ほど高くなることもあり、期間工の年収アップに大きく関係しています。
そしてこれは配属部署にもよります。どの業界でもそうですが基本的に「後工程ほど日程が厳しい」のが常識です。例えば建築業界でも建物を建てる→配管工事などを行う→壁のクロスや床のタイルを貼るなどの内装工事という順序で進みます。
工期は決まっているわけですから、もし建物自体を建てる、配管工事を行うという段階で工期が遅れていけばそのしわ寄せは後工程の内装工事にかかってくることになります。工事に取り掛かるのは遅くなったのに工期が決まっているためにかなり厳しいスケジュールになってしまうのです。
工場での勤務も同様なのです。前工程で遅れが発生した場合、日程が厳しくなるのは後工程です。そのため後工程の部署に配属されると残業や休日出勤の割合が多くなるのです。ここで注意しないといけないのは一度配属されると基本的に契約期間内はずっと同じ場所で勤務するということです。
何かトラブルがあったり、自分からよほど強く配置転換を望まない限りは同じ部署で勤務します。たとえ同じ工場であっても製造ラインによっては常に残業が当たり前な部署と毎日ほとんど定時で勤務が終了する場所があります。
これは日勤の場合には特に重要になります。家庭や子供の事情などであまり夜までは働けないから日勤を希望しているという人が常に残業が多い部署に配属されたりすると雇用側も労働者側も不幸になってしまいます。もし勤務時間に制約があって残業を毎日できないという状況なのであれば、配属場所が確定する前に希望を出した方が良いでしょう。
配属場所が決まってから言っても工場側からは嫌がられるだけです。逆に残業を問題としないというのであればそれも希望として出しておきましょう。希望どおりになるとは限りませんが、ある程度の要望は聞いてもらえる場合もあります。




3.日勤のみが多い業種とは
具体的に日勤のみで募集しているのはどういった業種が多いのでしょうか。まず先ほども述べたように自動車の組み立て関係の工場では2交代や3交代の勤務が多いために日勤のみという募集は少なくなっています。しかしまったくないというわけではなく、一部日勤のみで募集を行っている企業もありますので、探してみるのも良いでしょう。また、3交代のうちの日勤だけを募集したりすることもあります。
食品工場や化粧品工場は日勤だけという勤務が多いジャンルでもあります。勤務しているのが主婦が多いということもあって、女性の割合が多くなっています。一部の食品工場では早朝から昼過ぎまでという時間帯が存在するのも特徴です。完全な日勤とは言えませんが、夜勤や深夜勤務ではないために微妙なところです。この場合は早朝勤務手当が発生する場合がありますので、求人要項をチェックするようにしましょう。
一般的に日勤が多いのは時期などによって大きく生産量が変化したりせずに、安定して一年中決まった量を生産しているような業種です。こういった業種では夜中も稼働しないといけないということも少なく、急激に生産量を増やさなければいけないということもないために日勤のみの勤務になるのです。同じ理由で残業も少なくなっています。
そして勤務地を見ても比較的都会に近い場所にあります。町中にあることも不思議ではありません。これは24時間体制で稼働している工場は騒音などの問題があって街につくることはできませんが、昼間だけの稼働の工場であれば問題ないからです。また勤務している人を考えても主婦などの女性が多いことを考えると街にあったほうが便利という事情もあります。




4.日勤のみの給料面は
やはり働く以上どうしても重要になるのは給料面です。実際に日勤のみで勤務するとどれくらいの給料を得ることができるのでしょうか。
実は「基本給」だけで考えた場合は日勤も夜勤もあまり変わりません。自動車の工場では時給1200~1400円というところもありますし、時給1000円を超えているところがほとんどです。最近増えている工場専門の派遣会社などから派遣していく場合は時給が高めに設定されていたり、派遣会社の福利厚生を受けることができる場合があります。こういったものにはもちろん日勤や夜勤の違いはありません。
しかし月収や年収で考えるとどうしても深夜勤務がある勤務体制よりは低くなってしまいます。これは「残業手当」「深夜勤務手当」「深夜残業手当」の一部が一切期待できないからです。日本の法令で「残業手当は基本給の1.25倍」というものがあります。例えば時給が1000円の人であれば残業手当は1250円になるということです。残業があると稼げるというのはこうして働いた分が割り増しで支払われるということが関係しています。
そしてこれは深夜も同様です。「夜10時~朝5時まで」は「深夜勤務」になるためにこれも割り増し料金になるのです。そのため日勤で8時間働くのと深夜に8時間働くのでは大きく給料が変わってきます。よくコンビニなどで深夜バイトの時給が高くなっていますが、あれはこういった理由によるものです。さらに大きいのが「深夜残業手当」です。もし割り増しがかかっている「深夜」にさらに「残業」したらどうなるのか。答えは「割り増し金額にさらに割り増しされる」です。これがもともとの時給や日給が高い条件で勤務している人が深夜に働くとかなりの給料が稼げるという理由なのです。
そこで日勤を考えた場合、「深夜勤務手当」と「深夜残業手当」が発生しないということがわかります。そのため大きく給料がアップするきっかけがないのです。また、「3交代勤務のうちの日勤のみ」という条件で勤務している日勤の場合、残業しても良いと思っていても定時になると次の時間帯の勤務の人が来ます。そうなると残業はしたくてもできません。強制的に交代ということになります。この場合は「残業手当」も期待できないということになります。こういった理由のために日勤のみの勤務だとあまり稼げないということが一般的になっているのです。




5.日勤を希望する人とは
今まで述べてきたように日勤のみとどの時間帯でも働くということはやはり差があります。これらの条件を考えると、体力的にはそこまで自信はない、規則正しい生活をおくりたい、深夜や早朝は事情があって働けないという人には非常に向いているということになります。逆に時間帯や勤務時間など関係なくとにかく稼ぎたいという人には向いていません。
しかしそれであれば普通にアルバイトやパートでも同じでは?と考える人もいるかもしれませんが、これは大きな差があります。まずシフト制などでは自分が希望する時間すべて勤務できるとは限りません。そのために月の収入も一定しません。期間工として勤務すれば安定して勤務することができ、収入も安定します。
また、普通にアルバイトをしてボーナスをもらえることはほぼありませんが、期間工として契約を満了すれば「満了金」「在籍手当」などの名目でまとまったお金が支給されます。だいたい30万円以上になり、多い人は50万円近くになることもあります。日勤の期間工で働くにはこういったメリットがあるのです。




6.まとめ
期間工と言えば2交代、3交代というイメージが強いのですが、日勤のみという勤務も存在するのです。ただし日勤、夜勤それぞれにメリットとデメリットが存在するためにどちらが素晴らしいというものではありません。
自分の性格や体力を考え、勤務できる時間帯や残業の有無など派遣会社や工場によって大きく変わる条件も踏まえた上で自分にあった勤務を選ぶことが重要と言えるでしょう。




7.期間工の日勤のみの求人について
期間工の求人は多数あります。夜勤や2交代、3交代のところも多いですが日勤のみの求人も存在します。工場については24時間稼働のところも多いですが主婦や夜間働けない人のために日勤のみという求人も存在します。
日勤のみの求人ですが主婦向けの求人でもあります。しかしながら主婦だけではなく例えば体力的に自信がない男性や夜間は自分の時間にあてたいといった人もエントリーすることが可能です。
夜勤の勤務は家庭の事情や体力的にきついといったケースも多いかと思います。人間の体のサイクルは朝起きて夜寝るようになっています。時間のことを考えてもこのサイクルがベストでしょう。では実際に期間工の日勤のみの求人はどういった求人があるのでしょうか。
関西でおすすめなのがダイハツの求人です。日勤なのに33万円ほどの月収で入社祝い金もついています。入社祝い金は10万円で土日が休みでもあります。平日の日勤希望でかつ土日も休みなんてこんないい勤務時間はなかなかありません。
事務職などではそうした求人も存在しますがなんといっても給料の良さが魅力です。事務職の2倍近い賃金をもらうことができます。
また期間工の勤務は経験を問われないことも多いためキャリアがない人でも就職しやすいのが特徴です。職歴がない人や事情があって長らく働いていなかった人は期間工で働いてみるのも良いでしょう。
関西のダイハツですが工場は京都にあります。京都は観光都市としても有名です。期間工は寮もあるので寮住まいをしてみるのも良いでしょう。アフターに時間を活用して京都観光をするのもおすすめです。
京都と大阪か距離が近いことから電車で気軽に大阪まで行くことも可能です。大阪についても見どころが多いので休日は観光を楽しみつつ過ごすこともできます。
関東であればトラックメーカーのUD求人も良いでしょう。こちらは車通勤も可能となっています。車好きの人は通勤も車がいいといった人が多いのではないでしょうか。大好きな車で通勤することができます。
新宿からも近く電車で39分ほどの駅近くにあります。仕事終わりに新宿に遊びに行くことも可能なわけです。作業場にはお風呂もあるので仕事終わりにはお風呂に入ってそのまま繰り出すこともできます。
日勤希望で都心周辺の寮希望の人は三菱ふそうもおすすめです。寮は2万円と格安家賃で住むことが可能です。1人暮らしを経験したい人や都心周辺に住みたい人は三菱ふそうへの入社を検討するのも良いでしょう。
三菱ふそうは自宅から通勤する人に対しても補助を出しています。住宅手当5万円をもらうことができるので家族で暮らしたい人や自分でアパートを探したい人にもおすすめです。
フルタイムで仕事をしたいのになかなか採用してもらえないといった人もいることでしょう。女性の場合事務職の希望が多いかと思いますが事務職は倍率が高く就職も厳しいものとなっています。
また主婦などの場合、子供との時間も大事にしたいと考える人も多いことでしょう。勤務時間についても平日のみを希望している人は日勤の期間工で働くのもおすすめです。土日休みですし給料もいいので働きやすい環境となっています。
長期休暇や有給の制度もあるので授業参観なども出席することができます。事務の仕事ではありませんが時間とお金の優先度から考えると期間工勤務も悪くないと思います。
例えば夏休みなど長期休暇は仕事をしないで家にいたいといった人もいることでしょう。そうした人は夏休みなど長期休暇前に仕事を辞められるよう期間を調整して働くこともできます。
実家に長く帰省したい人もこの働き方は良いかと思います。期間満了あるいは自分で期間を区切って1度退職して、また再度雇用してもらうこともできるわけです。よほど勤務態度が悪いとか不景気であるとき以外は再度雇用されるケースはけっこうあります。
夜勤や残業ありの勤務よりも給料は落ちますが日勤も条件面でかなり良いかと思います。この機会に検討してみるのも良いでしょう。




8.残業を断りたい人も期間工はできる?
家庭の事情で残業を断りたい人もいることでしょう。仕事の面接ですが子供がいる女性は「子供が熱を出したらだれか見てもらえますか?」といった質問を受けたり肩身の狭い思いをするのが現状です。
女性も働ける環境といいつつも子持ちの主婦の場合何かと制限があり、職場もどうしても限られてしまいます。残業がなかったり勤務時間がある程度融通が利くと主婦も働きやすい職場になります。
期間工の求人情報についてもインターネット上で公開されているのでチェックしてみるといいでしょう。期間工の仕事ですが製造がメインとなります。製造関連の会社を調べてみるといいでしょう。
寮が無料などのところもあります。待遇は各社でまちまちです。給料やその他のお金が支給される制度もあるので制度内容についてもよく調べてみるといいでしょう。作業ですが部品組み立てなどが主な作業です。
寮についても募集要項で知ることができます。1人部屋かどうか?もチェックしたいところです。家族構成の関係で寮ではなく家を借りたい場合、住宅手当が出るかどうか?も調べてみるといいでしょう。せっかくなら住宅手当がでるところがいいですね。
求人への応募は履歴書が必須です。履歴書はあらかじめ作成しておくといいでしょう。1通作成しておけば違う会社でも流用できます。派遣会社などでもエントリーしておくといいでしょう。
日雇い派遣などの求人は時給が高いので要チェックです。期間工を希望している人もまずは日雇い派遣にチャレンジして続くかどうか?検討するのもわるくはありません。
期間工の勤務は交代制のところが多いです。夜勤や残業などが多い企業もありますが勤務時間の相談に乗ってくれるケースもあります。ダメ元で相談してみるのも悪くはありません。人手が足りないケースではそうした場合も採用してくれる可能性があります。
入社祝い金などもぜひもらいたいところです。10万円などそれなりの額をもらうことができるところもあります。これらについても求人情報に書いてあるので仕事選びの参考にするといいでしょう。
求人といってもピンキリです。底辺から好待遇のところもあります。企業によっては勤務地も異なりますし当然ながら手当も異なります。愛知あたりは好待遇のところが多いです。求人についても随時目を通しておくといいでしょう。
夜勤があると給料はいいですが生活面で大変なところも少なくありません。子供がいたり、体力に自信がない人は日勤の勤務で仕事を探してみるといいでしょう。夜勤は想像以上に疲れが積もります。
夜働くのは昼の勤務の倍くらいの疲れを感じるケースもあります。このように疲れを蓄積させないためにも勤務についても検討して選ぶことが大事です。
派遣の求人など勤務地もさまざまですし、期間もさまざまです。まずは自分が働きやすい求人を探してみて内容を聞いてみるといいでしょう。タテヤマなども人気があります。
夜勤の仕事ですが手当も豊富です。底辺の給料から考えるとかなり高額の給料であることも特徴です。とにかく稼ぎたい人は面接で夜勤と残業を希望するといいでしょう。
貯金についても期待できます。無駄遣いをしなければお金はけっこうたまります。満了金などもあるのでそちらも活用しつつお金を貯めましょう!




9.期間工の日勤勤務はおすすめ
期間工の日勤勤務ですが最近はますます増えています。女性が働くケースも増えており、もちろんその中には子持ちの主婦もいるわけです。子供の主婦にとって働きやすい職場に変化しつつあります。
主婦は時間を優先したいあるいは優先しざるをえないケースが多々あることから働ける職場はどうしても限定されてしまうのが現状です。そうした中、きちんとした待遇で働くことが可能な期間工は魅力的な職場と言えます。
今後ますます期間工で活躍する主婦は増えることが予想されます。待遇についても引き続き注目したいところです。