期間工の仕事を覚えられない!そんな人は居る?仕事に慣れるコツを紹介


 

期間工の仕事を覚えられない!そんな人は居る?仕事に慣れるコツを紹介
よほど「呑気」な人か、生まれつきの特別の障害を持った人でなければ、期間工の作業は誰にでも覚えられます。自動車工場のラインは、エルゴノミクスを(人工工学)をコンピュータでコントロールしているベルト・コンベアなので、作業者にとって先ず無駄のない動きを強いるのが実態です。

ですから労働者は複数の仕事をこなさなければなりません。一人で、数か所のネジを締めながらシートやドドアの内張りの取付けも行なう。これがライン工の仕事です。

工場、即ち会社にとっては、作業者の失敗でラインを止めることは厳禁で、スムーズなライン作業が至上命題です。一分止まるごとに数千円単位の莫大な損害が算出されるほどです。そうは云っても逆に、このエルゴノミクスの流れに自然に身を任せれば、作業自体は何とかなるものです。




1.とはいえ志望動機等を書いた履歴書の提出や面接で済むというわけではない

とはいえ志望動機等を書いた履歴書の提出や面接で済むというわけではない
書類選考をパスしたら面接がありますが、その際簡単な「適性検査」があります。その適性検査では、マルチタスクの出来具合図る試験要素も入っています。

その適性検査に合格をすれば、まずその応募者が先天的な障害がないことが証明されます。ほら、サッカーでも複数のポジションがこなせるマルチタスク・プレーヤーとかポリバレントとかいいますよね。ボランチも出来ればセンターバックもこなせる。あるいは、ワントップのフォーワードも出来れば、サイドアタッカーにも変身できる。現代サッカーは、複数のポジションを選手に求めているものです。

自動車工場のベルト・コンベアでもそのマルチタスクが要求されますが、まぁサッカーに比べて遥かに簡単です。何も、溶接をやりながら、塗装までをこなす作業員を求めている、というわけではありません。それは職場を完全に超えてしまう。

期間工のほとんどは、組み立てラインに配属されるので、例えば組み立てラインの工程を任されながら同時に塗装もさせられるということはありません。ほぼ最終の組み立てラインで、複数の部位を任さられる、というのが実態です。

複数の部位と言っても、例えばシートの取り付けにしても、独りで後部座席に責任を負う、ということはありません。後部シートの背中と座椅子の部分を取り付け、それらを左方側で複数のネジ留めをする。この工程でネジの4~5本は、インパクトレンチで締めるだけです。

そして別の人は、反対側の右片側で、ネジ留めし、さらにシートベルトを取り付けるだけ、さらに別の人がシートの背中と座席にポリエチレン・カバーを掛ける、というのが実態です。ベルト・コンベアは絶えず動いているので、自分に任せられたパートを例えば約20秒間という限られた時間内でこなすだけです。

 


2.新人の期間工には入社後どのような仕事をするのでしょう

新人の期間工には入社後どのような仕事をするのでしょう
例えばトヨタやマツダ工場の期間工を例に見てみましょう。二週間から三週間は、ウォームアップ期間なりで非常に簡単な作業箇所に配置されます。

すると2~3か所の作業部位を任されます。それは、ベルト・コンベアの主流からはサイドにあるサブ・ラインでコンソール・ボックスやダッシュ・ボードを半ば独立して組み立てる仕事が主な仕事になります。ここではラインの速度を気にしなくてもいいから、マイペースで作業が出来ます。

だからといって、それこそ呑気にゆっくり作業していると、ベルト・コンベアで組み込むために要求されるユニットの数に追いつかなくなり、当然ヒンシュクを買いますし、職長から注意もされます。これがもとで、ラインが停止させては絶対にならないのです。




3.覚えられない作業工程はないし、覚えられないような人は先ずいない

覚えられない作業工程はないし、覚えられないような人は先ずいない
それで、二週間から三週間のウォームアップ期間が終了した暁には、実際に流れているラインに配属されます。ここではドアや天井等内装の内張りの取り付けを行なったり、サブ・ラインで組み立てられた、ダッシュ・ボードやコックピットを車両本体に取り付ける作業を行ないます。

独り一箇所だけ取り付けることは先ずありません。例えば、運転席でコックピットのネジ留めを数箇所したかと思うと、次に運転席側のシートベルトも取り付ける、といったようなマルチタスクが求められます。「一度にそんな仕事が出来るかよ」とお思いでしょうが、慣れればいたって簡単にこなせるものです。実際多くの期間工が、全国で200万人以上いる仲間が行なっています。

先にもさらりと触れましたが、ラインで担当するのは右か左です。そして関連性のあるタスクが要求される、と思ってください。会社によって若干違いますが、一台のクルマがラインを流れる間の20~30秒の間、およそ3~5メートルの間、その車に乗って、工具(主にインパクトレンチ)で作業するということです。

 
4.期間工が仕事をするベルト・コンベアではそれ程複雑な業務はない

期間工が仕事をするベルト・コンベアではそれ程複雑な業務はない
五人に一人が工場での期間工だと考えれば大体合っています。自動車工場などの製造業では、全国1000万人が工場労働者です。製造業の1000万人は、前就業人口6600万人の約6分の一と考えられます。6~7人に1人がライン現場の労働者ということになります。これだけ多数の労働者がこなせる仕事だから、基本的に誰でも出来る作業だと断言できます。

それだけに、仕事というもの通常の工場勤務でわからない箇所を曖昧にしてはなりません。もし貴方が初めての製造業ラインに立つのなら、それなりの努力をしなくてはなりません。人なりにメモをとり、寮に帰ってから復習しなければなりません。寮も水道光熱費も無料で給料をもらうのだから、ある程度の努力はしなくてはならないでしょう。

と云っても、やるからには安全第一。ライン稼働前には5~10分前に職場に入ってラジオ体操や手首・指先のストレッチ運動や手足やアキレス腱の屈伸運動を充分にしましょう。普段の運動不足などで作業中にアキレス腱を切ったり、足や指がつったりしては笑い話にも洒落にもなりません。

5.応募前にネットやまとめや評判など情報収集も大事です

応募前にネットやまとめや評判など情報収集も大事です
トヨタ・日産・マツダだけでなく、スバルやホンダのホームページや求人紹介会社んおサイト記事を探すと、まぁ良いことばかりが書いてあります。一方で、ライン作業の実態を描いた口コミサイトでは、絶望の口コミが描いてあるものです。大体2チャンネルの口コミサイトなどは、何についてもネガティブに書いてあるものです。このような書き込みをいちいち信じていたら、まるで、世界は絶望の2字しかありません。

知人友人に聞くのも一手ですが、職場の情報を上手く何とか仕入れてみては如何でしょう。求人エージェントの相談窓口やなどに直接出向くか電話をするのが良いでしょう。企業の人事に聞きにくい問い合わせも可能です。要は現状から踏み出せるかどうかそりゃぁ正社員への道を諦め、3年でフルレンジを負える手もあれば、最短で半年で辞めることも出来ます。要はどれだけの労働なのか、実体験を通して自ら皮膚感覚で感じることが大切です、まさに「見る前に跳べ」です。

まとめ

期間工の仕事を覚えられない人はいるのでしょうか?極く一部の、遺憾ながら特殊な障害を持った方を除き、期間工の作業で覚えられない仕事はない、と断言できます。なぜなら、私自身が事務職でありながら出来た、という何よりの証拠があります。

ベルト・コンベアでは、たしかに複数の部位を任せられて作業をします。それは決して、オリンピック級の技が要求されるわけではありません。通常の作業にほかなりません。

新人には、作業の習熟度に応じて最初は軽微な作業場から担当しますし、心配いりません。

ネットで調べると、ネガティブな口コミがありますがむしろそのようなヘタレを信じちゃいけません。むしろ、ご自身の生活設計や生涯プランを真面目に考えて情報収集された方がはるかにポジティブです。ともあれ、何かの縁があって務めるようになる期間工の仕事。怪我や事故だけにはあわないよう、事前の全身トレーニングをして身体を柔軟にすることは大事です。あとは、意思決定の問題です。