ライン工は底辺でしょうか?いえ日本のモノづくりを支えているのです

ライン工は底辺でしょうか?いえ日本のモノづくりを支えているのです
製造工場のベルトコンベアの工場労働者は、果して世の中の底辺でしょうか?そんなことはありません。日本の工場労働者は、日本のモノづくりを支えているという考え方が出来ます。

最近、一部自動車メーカーでのリコール隠し問題や完成車の無資格者検査問題。かの製鋼工場における製品出荷前でのデータ改ざん問題等々の数あるスキャンダルで日本の製造業は、かつての輝きを失っているかに見えます。

1.間違いなく製造業が日本のモノづくりを支えてきました

間違いなく製造業が日本のモノづくりを支えてきました
わが国日本では、これといった資源がなく、世界から原材料や資源を輸入して加工して世界に輸出し、国際てきにも上位に位置する経済を支えてきました。長年世界に誇れる日本経済の中核は間違いなく製造業です。これからもモノづくり立国として我が国の経済は再び輝きを取り戻していかなければなりません。

それを支える「モノづくり立国」ニッポンの最先端を行く自動車業界では、多くの期間工が働いています。「モノづくり」の工場で、期間工も含めて工場の労働者は働くことで、充実感を得ることができます。

あまり意識されていないかもしれませんが、製造業の働き手はある種の矜持を持って働いているに違いありません。




2.積極的に期間工を募集している日本のモノづくり企業

積極的に期間工を募集している日本のモノづくり企業
トヨタや日産、マツダやいすず、スズキのような世界有数の自動車メーカーのみならず、村田製作所からデンソーにいたるまで、大手の自動車部品メーカーも期間工を積極的に募集しています。

職場である自動車工場は、かつては辛くきつい職場でありました。しかし、それは遠い過去の話になりつつあります。現代のオートメーション化された自動車組み立て工場では、ロボットだけでなくコンピュータ化がさらに進化しており、職場環境も綺麗な状態に様変りしてきています。冷暖房が配備され、空気も浄化されたラインも珍しくありません。

3.期間工の応募を、転職する自由な仕事探しを考えてみるとどうでしょう

期間工の応募を、転職する自由な仕事探しを考えてみるとどうでしょう
の仕事に満足できないアナタ、あるいは現在気にいった仕事につけていないアナタ、転職感覚で職探しをしてみてはいかがでしょう。

先日、東京モーターショーが終わりましたが、自分の好きな車を造っている会社に勤めてみたいとお思いになりませんか。一度は住んで生活してみたいと思った街はありませんか。実家に近い地域にも自動車メーカーや自動車部品メーカーがあります。そんな会社で期間工を募集しています。地域は概ね全国をカバーしています。

転職探しをするために活用するエージェントは、有名なリクルートエージェントや株式会社クリアビジョンなど結構あります。転職エージェントのホームページで適職探しをすると、詳しい企業紹介や仕事紹介だけでなく、転職成功者の生の声が聞けて、これはもうためになります。

4.応募にはタイミングというものがあります

応募にはタイミングというものがあります
転職エージェントのホームページは、掲載期間も限られているので、お目当ての求人が年がら年じゅう募集されている訳ではありません。掲載期間もありますので、イザ応募しようと思っても応募完了となってしまい、自分が適職だと思っていた企業の仕事が、募集終了となることはあります。

「寮完備」だったのにと悔しがっても、ホームページを見て「思ったが吉日」と言います。あとで後悔しないよう、転職エージェントなりにすぐさま問い合わせて、説明会に早めに言って状況を把握しましょう。

もしあなたが前もって、その転職エージェントに登録しておけば、非公開求人などを紹介してくれるケースもあります。

5.やはり最大手・大手メーカーほど狭き門です

やはり最大手・大手メーカーほど狭き門です
給与待遇や福利厚生が充実しているトヨタや日産などの大手企業ほど応募者は殺到します。そこは需要と供給のバランスが正常に働いてしまい、採用の可否に至るプロセスは容易ではありません。であるからこそ、応募にはタイミングというのがあります。タイミングというのは季節などを意味しません。

かつて「季節工」と呼ばれ、北海道・東北など寒い地域の冬天候のせいで農業に従事出来ない季節の間に限ってメーカーに、いわゆる「出稼ぎ労働者」として採用されていました。その意味で寒期は、今でも応募者多数が予想されます。しかし採用側企業は通年で募集しています。仲介する採用エージェントも常時控えており、各地で説明会も開催しています。

さらにまた、例えば「はたらくヨロコビ.com」のような総合サイトでは、「プロに相談」コーナーがあります。思い立ったときが吉日で、出来るだけ早く相談してみるべきです。タイミングというのは、迷っていてやたらに逡巡し時間を浪費し、高待遇で意中の会社に入るチャンスを逃してしまうことになります。

「思い立ったが吉日」。これは大事な言葉です。ゆめゆめチャンスをあなたの手から零してしまわないよう、いち早く専門家に相談してみましょう。

6.工場で働くのに、期間工とアルバイトの差は何?

工場で働くのに、期間工とアルバイトの差は何?
求人数や会社によりますが、アルバイトでは時給を1200円としましょう、それで、一日の労働時間を実質7時間働き(昼食や休憩には賃金はでません)、月に20日出勤と考え、月収17万弱。年収で200万強です。

それが期間工ともなると、アルバイトと同じように働いて月に30万は稼げます。さらに契約期間満了ごとに出る満了金がボーナスのように支給されます。そのうえ、ほぼ無料の寮があり、格安の食事が用意されているので、貯金はかなり出来そうです。

7.「派遣工」と「期間工」の差、日産を例に比較してみると

「派遣工」と「期間工」の差、日産を例に比較してみると
皆さんご存知とは思いますが、例えば日産を例にとり簡単に説明します。

「期間工」は、労働者と日産との直接労働契約です。これに対し「派遣工」というのは、先ず労働者が派遣会社と労働契約をし、職場は日産であることとなります。雇用形態が第一の違いです。

一方待遇面での違いは、期間工には、日産から様々な手当や慰労金といわれる一時金が出るのに対し、派遣工にはほとんど出ません。何故なら、派遣会社が日産から中間マージンという一種の手数料を取ってしまうため、その分、期間工より、派遣工の方が手にする給与は大きく目減りするのです。

さらに、期間工だと、水道光熱費が無料であるのに対し、派遣工は、水道光熱費は払う仕組みになっています。

8.他にもある期間工の優位点

他にもある期間工の優位点
会社によってですが、社会保険に加入させてくれる企業もあります。社会保険は、健康保険や雇用保険、厚生年金のことで、これは本当に助かります。自分で国民健康保険や国民年金に加入するのは、保険料、年金払い込み料の額もさることながら、手続きの上でも煩わしいことこの上ありません。

福利厚生面において決定的なのは、先に挙げた水道光熱費も無料の寮がついていることに加え、その寮には食堂が備わっており、豊富なメニューから好みの食事を格安で選ぶことが出来る点があります。昼食の弁当も会社から補助が出ているので、内容に比べて安く食すことが出来ます。

それだけではありません。入社してからの経年数に応じて、定期的に「慰労金」という一時金が出ます。会社によりますが、慰労金は、35ケ月、即ちおよそ3年勤めあげれば300万円になります。

また日給だけでなく、残業代も出るのですから、結構な収入になります。

つまり食費・住居付き(食費は割安で無料ではありませんが、寮費は無料のところがほとんどです)で、このような高給が支給されるのですから「お金が貯まる」というのもあながちウソとは言えないのが実態です。

9.そうはいっても単調で辛い作業の連続ではないか

そうはいっても単調で辛い作業の連続ではないか
人生にラクして収入を得ることはできません。そんなお誘いがあればまず怪しいと疑わなければなりません。仕事に多かれ少なかれ苦労はつきものです。人生とはそういうものです。

しかし、現代の工場は昔の職場に比べてはるかに労働環境が整備されています。組み立て工場はどんどん進化をしてきており、ロボット化、コンピュータ化が発展した結果、作業員の労働は驚くほど楽なものに変わりつつあります。エルゴノミクスという人間工学によって、作業者の姿勢や行動パターンが研究され、労働者の骨格や筋肉に無用な負荷がかかることを最小限にとどめています。

その分やや単調な作業に終始することは否定できず、慣れてくると退屈な仕事に感じられます。とはいえ職場環境が改善された結果、周囲の同僚とも会話することも可能になっています。中にはラジオやCDを持ち込んで、BGM替わりに聴きながら仕事をする強者もいます。

また昔のような騒音ははるかに少なくなってきており、冷暖房はもちろん設置され、空気も浄化されクリーンな大気が維持されています。

10.製造業に期間工はどれくらい働いているのだろう

製造業に期間工はどれくらい働いているのだろう
製造業における期間工の割合は、厚労省や経産省、総務省などから各種実態調査が発表されていますが、なかなかミートする数値がありません。しかし各々のデータから推計すると、製造業における全従業員の期間工の割合はおよそ20%と推計できます。

言いかえれば、主な製造業での従業員のうち、5人に1人が期間工であると言えます。日本の就業人口は、総務省の統計によれば、約6600万人です。そのうち製造業の就業人口はほぼ1000万人です。そこで期間工は20%なのでほぼほぼ200万人いることになります。

期間工の求人情報や仕事情報は、例えば板金作業などのような専門の資格や熟練経験を要するところにはほとんど配属されず、組立ラインなどのように汎用性のある職場に期間従業員は配属されます。

仕事というのはどんなものであれ、報酬を得るのであればラクなものはありません。特に製造工場で、自動車生産現場での作業スタッフとなると生産設備にもよりますが、比較的単一の作業を主な仕事としたものになります。しかし慣れ、周囲の同僚と人間関係が出来れば、これはこれで楽しい職場となります。

11.我が国は、石油や天然ガスなど資源が膨大にある国ではありません

我が国は、石油や天然ガスなど資源が膨大にある国ではありません
資源や原材料の本当に乏しく小さい島国のニッポンが「モノづくり」で立国したことは、世界経済の発展史の中ではまさに奇跡といえるでしょう。であるからこそ日本人は、我が国の製造業にもっと誇りを持つべきであるし、そこで働く労働者もプライドを持って良いのではないでしょうか。
期間工は、日本の製造業の第一線で働いている存在です。むしろ期間工は、リスペクトされるべき存在のハズです。

一部の自動車メーカーで発覚したリコール隠しや検査データの改竄問題などのスキャンダル。これらは決して許されるものではありません。戦後70年余り営々と築いてきた日本の製造業の歴史と誇りを傷つけることになります。

何とかいち早くこのスキャンダルの根元を正し、日本の製造業としての矜持を取り戻してほしいと思います。

12.それにしても果してライン工は社会の底辺でしょうか

それにしても果してライン工は社会の底辺でしょうか
そんなことは断じてありません。これだけ充実した職場環境があり、高収入が期待できるのに社会の底辺なんかではありません。むしろ「モノづくり『リッチ』」というべきでしょう。日本中で200万人の期間工が社会の底辺であるはずがありません。

想像できますか?あなたが丹精込めて製造した自動車が世界中の道路を走って行く…。自動車立国のアメリカのニューヨークの五番街やフランスのパリのカルチェラタン通りの洒落た街角で、あるいはドイツのアウトバーンを疾走する日本車。何というワールドワイド。何というグローバリズム。日本のモノづくりとはこういうことなのです。

まとめ 

再び訊きます。ライン工は底辺でしょうか?いえ日本のモノづくりを支えているのです。先に触れましたように、製造業のラインで働く労働者は社会の底辺ではありません。まして期間工は、製造業就業人口の20%を占める重要なポジションです。全国で既に200万人の期間工が日本の製造業で、それこそ日夜活躍しているのです。

そして期間工の待遇は、契約期間を全うに勤め上げれば初年度約360万の給与に加え、6カ月ごとに20万円から50万円の「慰労金」、入社祝い金が20万から40万、食事補助に1万円から1万5千円。これに水道光熱費が無料の個室量が完備。まさに言うことない待遇が待っています。

であればこそ、やはり大手メーカーは応募が殺到して狭き門になりがちです。従って、あまり応募にためらっているとタイミングを逃してしまうこともあります。

職探しで「期間工」が頭をよぎったら、専門のエージェントや「はたらくヨロコビ.com」のサイトの「プロに相談」コーナーで会社の人事には聞けないざっくばらんな疑問をぶつけてみましょう。